先日山ノ内町立北小学校を訪ねた時のこと。校長室に額(写真)が掲げられていました。佐久間象山の「省侃録(セイケンロク)」の一節ということでした。

「日晷(光陰)一たび移れば、千載に再来の今なく、形神すでに離るれば、万古に再生の我なし。学芸・事業あに悠々たるべけんや。」


「時が一度過ぎれば ふたたび今は戻ってこない、命がなくなれば永遠に生き返ることはない。学芸や事業をのんきにしていていいものだろうか。」ということだと思います。

なるほど学校、校長室にふさわしい文言の書額だなと思いました。

〈佐久間象山と山ノ内〉

県歌「信濃の国」の歌詞の5番中に「旭将軍義仲も 仁科五郎信盛も 春台太宰先生も 象山佐久間先生も皆この国の人にして 文武の誉れたぐいなく 山と聳えて世に仰ぎ 川と流れて名は尽ず」と佐久間象山を讃えています。長野県では象山を「ぞうざん」と読むのが一般的です。

佐久間象山は山ノ内町内にある松代藩領(佐野、湯田中、沓野の3村)の利用掛でした。村人は象山の人柄を慕って別荘地「煙嵐勝処(エンランショウショ)」を提供したり、佐野神社の大幟の揮毫を依頼しています。また佐野には、勝海舟が書いた「象山遺沢の碑」が建てられています。


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