町立蟻川図書館では年3回図書館だよりを発行しています。今回は西小の塚田教頭先生から「世界を広げる読書、夢広がる読書」をはじめ、地域の方や小学校の児童の皆さんからご寄稿をいただきました。また山ノ内町に伝わる民話から須賀川地区の「おはん女森」を掲載しました。

「おはん女森」
中須賀川と下須賀川の中間に小さな丘があり、その昔は, 斧を知らない原生林で、昼でも暗い峠道でした。実家に帰る身重なひとりの女、その人こそ、おはん女でした。この森に差し掛った時、日が暮れ雪が降り出し、遂にこの森で倒れてしまいました。おなかが痛み、赤ちゃんが生まれそうになり、大声で助けを求めて泣きわめいたが、近くには家もなく、吹きつける風雪の音ばかり。赤ちゃんは冷たい母に縋りつき、乳房を探し求め、毎晩泣き続けましたが、ついに二人共この森で死んでしまいました。「これは大変なことだ、見逃すわけにはいかねえ。」と心ある人の力によって、この森にほこらを建てて母子の霊を弔いました。それからこの森をおはん女森と呼ぶようになりました。(採集再話 徳竹 徳重)

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