里地を流れる用水路にバイカモ(キンポウゲ科の多年草)の花が咲いています。澄んだ流れの水底で、1メートルを超えるほどに生育した茎から花茎を伸ばし、梅の花に似た白い花を咲かせています。今年も初夏のころからたくさんの花をつけ、水上で揺れる様子が水田脇の水路で見られます。

バイカモは日本固有種で、比較的水温の低い15度くらいの環境で育ち、25度を超えると生育できなくなるそうですから、環境を調べるときの指標生物であるともいえる水草です。
バイカモの生育状態を例に、改めて水について考えると、志賀高原を源に地域を潤してきた清い水は、維持管理を経て今も里地の暮らしに大いに活用されていることが分かります。

流れに沿って糸状の葉をゆらし、その葉腋から花茎を水上に持ち上げて花を咲かせている様子をみると、人の手で守り続けたくなりました。梅花藻が日本固有種であると知ってなおのこと、環境を保全する意味が理解できた気がします。


梅花藻に限らず、見過ごしがちな資源を改めて見つめ地域資源として価値を高めたいという思いはセミナー参加者の声にも表れていました。自身の地域に置き換えてみたときにどのような資源があってどう利活用して資源の価値を高め、地域の魅力にしていくかを考える取り組みが大切になるのではないでしょうか。

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