コラム

上信越高原国立公園 ​志賀高原のこれまでと​これから-2

環境省, レンジャー-column-上信越高原国立公園 ​志賀高原のこれまでと​これから-2

上信越高原国立公園とはどのような特徴があるのか、全国の国立公園とどう違うのか、その中でも志賀高原の位置付けとは、という点についてひもといてみたいと思います。

上信越高原国立公園は全国第4位の広さ(約16万ha)を誇り、利用者数は富士箱根伊豆国立公園、瀬戸内海国立公園に次いで第3位にのぼります。平成3年のピーク時には約400万人が本国立公園を訪れたという計算になり、その数は全国の国立公園の約10%を占めていました(最近は約7%ほどです)。

環境省, レンジャー-column-上信越高原国立公園 ​志賀高原のこれまでと​これから-2

今の公園の名前に決定するまでに、“三国山脈国立公園”や“浅間白根国立公園”などの仮称があったようですが、明確な中心地というものを持たない本国立公園の特徴が良く出ている仮称だと感じました。また、国立公園として指定される前の文献の中に

“・・・(前略)浅間山、軽井沢、菅平、志賀高原、岩菅山、苗場山、白根山、三国山、谷川岳、草津温泉、四万温泉等の一帯を擁する火山群で、近時特に冬山として著名な地域であって、中部日本に於ける最大のスキー地を集め、温泉地も多く避暑にも適しているので、中部山岳国立公園とは多少異なった意味で重要である・・・(後略)”(田村剛「国土計画と休養地」國立公園Vol14-2(昭和17年3/4月号)

という記述があります。“冬山として著名な地域である”ことや“温泉地も多く避暑にも適している”ことが山岳としてすでに指定されていた中部山岳国立公園(上高地などを含む北アルプスの山岳地帯)とは違い本国立公園の指定の理由として位置付けられていることが分かります。

環境省, レンジャー-column-上信越高原国立公園 ​志賀高原のこれまでと​これから-2

つまり、上信越高原国立公園は国民に広く利用をしてもらう事を強く意識した国立公園として指定されているのです。

上信越高原国立公園とはどのような特徴を持つ公園なのか、という点を詳しく見ていきました。次は具体的に志賀高原にフォーカスをあて、この利用を意識した国立公園のこれまでの発展とこれからの歩むべき道を考えていきたいと思います。

環境省 志賀高原自然保護官 瀧口
Photo by SZ

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ヤマ+

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このサイトを制作・運営している、元地域おこし協力隊の1人です。カメラを持っていろんなところに出没します。

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